不登校でもオンライン授業で出席扱いになる方法。要件と実際の事例を詳しく解説します。
今回はオンライン授業を利用して、不登校でも出席扱いになる方法を解説します。実際に認められたケースも紹介するので参考にして見てください。
文科省の出席扱いの条件
不登校生徒が出席扱いになる方法
令和元年10月25日に通知された文科省の「不登校児童生徒への支援のあり方について」では、不登校の児童が出席と認められるためには以下三つの場合があります。
(参照:https://www.mext.go.jp/content/1422155_001.pdf)
今回はオンライン授業を利用した出席の取り方についてまとめていきます。
7つの要件
この文章では出席扱いの要件として次の7点が挙げられています。
- 保護者と学校の間に十分な協力関係がある
- ICTを用いた学習とは、ICT(インターネット・PC・遠隔教育システム)や郵送、FAXなど活用して提供された教育であること
- 訪問等による定期的・継続的な対面指導があること
- 児童の学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習活動であること
- 校長が当該児童の対面指導や学習活動状況を把握していること
- 児童が学校外の公的機関や民間施設での指導を受けられない時はICTを用いた学習が認められる。その際は対面指導が行われることが必要
- 学習成果を評価に反映させる際は、学習過程や内容がその学校の教育課程に適していることが必要
要するに出席と認められるためには、「保護者と学校の密な協力」と「学校の教育課程に沿った自宅学習」の二つが不可欠ということです。
おすすめの塾は?
文科省に認可される民間施設
民間施設のオンライン授業で出席認定をもらうためにはの以下の点をを満たす施設が良いとされています。(参照:https://www.mext.go.jp/content/1422155_004_2.pdf)
どこでもいいというわけではないんだね
満たすべき項目が多く、一つ一つの条件を考慮しながら教材を選ぶのは骨が折れそうですよね。
自宅学習なら「すらら」
上記の内容を踏まえて私は通信教材「すらら」をお勧めします。「すらら」は全国650校の学習塾と120校の私立学校で取り入れられている教材です。豊富なイラストやアニメーションを用いた授業と、五感をフル活用した学習が特徴で、勉強嫌いな生徒でも取り組みやすくなっています。
民間施設の条件も満たしているよ!
詳しい説明は以下の記事をご覧ください。
「すらら」のサポート
「すらら」は先ほどあげた出席扱いのための7要件を全て満たしています。ひとつひとつ見ていきましょう。
1.保護者と学校の十分な協力関係
まずは保護者の方が学校側と話し合いをする必要があります。その際経験豊富な「すらら」のスタッフがサポートしてくれるので、安心して臨むことができます。
2.ICT・郵送・FAXを介した学習活動
「すらら」はインターネット等があればどこでも勉強できるので、自宅から出られないようなお子さんも取り組みやすくなっています。
3.訪問等による定期的・継続的な対面指導
対面指導は担任の先生や保健室の先生が担う場合があります。これについても学校側との話し合いがありますが、先ほど述べたように「すらら」のサポートがあるため困ることはないでしょう。
4.計画的な学習プログラム
「すらら」は文科省の学習指導要領に沿って制作されています。また、生徒の個性をヒアリングして一人一人に合った学習プランの設計を行なうため、学習予定は安心して任せられます。
5.校長による学習状況の把握
「すらら」は学習履歴が保存され学習管理画面上で確認ができます。そのため学校側へ提出が必要となった際はすぐに記録を取り出すことができ、面倒な作業は必要ありません。
6.学校外の公的機関や民間施設で指導が受けられない場合である
お子さんが人と会うことがストレスだったり、人間関係が難しいような場合でしたら「すらら」がおすすめです。パソコン上で学習を完結させられるので人間関係に気を使う必要はなく、また、高水準の講義により対人授業と同じレベルの知識を身につけることができます。
7.学習活動が学校の教育課程に適している
「すらら」にはユニットと実際学校で使われている教科書との対応表などが用意されているため、学校側も評価の際に何を習得したかが把握がしやすいです。
この他にも適宜学習状況のチェックやアドバイスなどがあり、生徒だけでなく保護者へのサポートが多いのが特徴です。学校側との話し合いも多くなる中、このようなバックアップがあるのは非常に心強いです。
出席扱いまでの流れ
担任の先生に連絡:学校側と出席扱いに関して相談します。この時説明がスムーズに進むように資料を持っていくようにしましょう
↓
出席扱いを満たしているか確認:学校側が資料を見て検討します。この時の学校側から質問があるかもしれませんが、「すらら」がその点もサポートしてくれるので質問対応も安心です
↓
出席扱いに向けてのルール設定:教材や進度、学習記録の提出方法などの取り決めを行います
↓
出席扱い開始:ルールが決まり次第学習を始めましょう
このように出席扱いのためには、保護者・学校・民間施設の協力が欠かせません。「すらら」は実際に出席扱いになった事例が多くあるため不登校に関する知識が豊富です。適宜サポートしてもらいながら話し合いを進めていきましょう。
また、説明の際や、学校が条件を満たしているか確認する際に資料は必須となってくるので、資料請求は忘れずにしましょう。
実際の事例
次に「すらら」で実際に不登校の生徒が出席扱いを得た事例を紹介します。実際に用いられた出席に関するルールの紹介もあるので参考にしてみてください。
生徒の特徴
- 中一女子
- 母親が文科省の指針を知って「すらら」を利用開始
- 遅れている勉強を取り戻したい
学校側のルール
保護者の方がすららを利用した出席登録に関して学校側に相談を持ちかけたところ、以下のような要望がありました。
成績評価には以下を用いる
- すららで行なっている授業の板書やドリル
- 学校で配布されるプリントやテスト
- 自分で用意したドリルや問題集
出席に関しては以下のように評価する
- 英数国の各1ユニットが終わるごとに出席扱いとなる
- ユニットが終わらなくても努力した形跡があれば評価
- 達成状況がなくログインのみなら評価無し
「すらら」の提案
このように学校側が提示した条件に対し、専任のすららコーチは次のような提案を行いました。
システムを熟知しているコーチが対策を考えてくれるので心強いね
最終合意
学校側は講義を飛ばしたり、課題に適当に解答することを心配していましたが、学習履歴管理画面に先生がログインするという方法で解決したそうです。そして最終的には以下のようなルールとなり、生徒はすららを用いた自宅学習を始めることができました。
- 評価、出欠に関しては上記の通り
- 保護者がカウンセリングのため週一回学校に出向く
- 担任が週一回家庭に訪問
- 英国数以外の科目については学校のプリント、テスト、自分で作った作品などの実技等で判断
あくまでもこれは一例で、実際は通っている学校ごとに対応が異なります。また、通信教育で出席が取れるということを知らない学校も多いため、一度「すらら」の説明をして学校と相談するのがいいでしょう。
まとめ
今回は不登校でも出席扱いになる方法について紹介しました。
こういった取り決めの際には学校とのやりとりも多く精神的・身体的負担が大きくなります。制度の話となるとややこしい部分も多く理解するのも一苦労です。
すららでは経験豊富なスタッフがどんな相談にも対応しています。勉強以外の精神的なサポートもしてくれるため心強い存在となるでしょう。不登校のこと、出席のこと、学校との関係など一人で抱え込まないためにも、まずは資料請求や問い合わせで話を聞いてみることをおすすめします。