医学生が「青チャート」の効果と使い方を解説します!
- 数学が嫌い・苦手
- どうしても数学の成績が上がらない
- 何の参考書を解けばいいのか
今回は上記のような人に向けて私の一押し参考書「青チャート」についてです。青チャート、通称青チャは誰もが一度は見たことがあるくらい有名な参考書です。青チャを正しく使えば誰でもこの一冊だけで成績をあげられるので、ぜひ参考にしてみてください。
青チャートの特長
数ある数学の参考書の中でも飛び抜けて有名なこの参考書。まずはその特徴について解説していきます。
問題数が多い
青チャで特長的なのは圧倒的な問題数です。数1a/2b/3それぞれ辞書並みの分厚さです。基本について大まかに理解した後は問題演習を行なって力をつけることが大事なので、基本を取得した後に取り組む問題集として最適な参考書です。
一冊で成績上がる
ボリュームがあるのでこなすのは大変ですが、その分様々なパターンの問題に出会えます。実際、共通テストやセンター試験などの問題は青チャがほとんどをカバーしています。よく何冊もの参考書に手を出してしまう人がいますが、青チャは問題も多く作りも丁寧なのでこの一冊だけ信じてひたすらやり込めば成績は上がります。
青チャの効果は多くの人が認めているし、私もこの一冊をやりこんで偏差値が10程度上がったよ
幅広いレベルに対応
青チャの問題は1~5にレベル分けされています。教科書レベルから難しめの問題まで幅広いレベルの問題が揃っているので、教科書内容の確認をしたい人も発展問題で力を付けたい人も取り組むことができます。
青チャートの使い方
ここからは私が実際に行っていた青チャの使い方を説明します。先ほど述べたように青チャートは問題数がかなり多く、闇雲に解いていたら終わらないので参考にしてみてください。
0)青チャの分解
問題が多くかなり分厚い青チャ。そのまま持ち運ぶのは大変なので、問題を解く前に単元ごとに青チャを解体していきます。解体方法は至ってシンプル。青チャの背にカッターを入れて、単元ごとに切り分けて行くだけです。
切った後に背をガムテープ等で補強するといいよ
私も自習室やカフェ勉強の際に青チャートを持ち運ぶのに苦労していましたが、解体してから世界が変わるほど楽になりました。この作業はマストではありませんが、強くオススメします。
1)レベル1~4の例題を解く
いよいよ問題を解いていきましょう。この時1日1単元(厳しいなら1/2単元)を目安に進め、とりあえず1周します。練習問題まで解くと終わらないので、解くのは例題だけでいいです。解いた際には自力で解けたら◯、自力では無理だったが解説読んだらわかる問題には△、解説を読んでも分からない問題には×というように理解度別に印をつけましょう。
2)×の問題を克服
一周するのが終わったら×印をつけた問題を△レベルにしていきます。解説を読んでも分からない場合は自分一人で考えるのは非効率です。先生や友達に聞いて解決しましょう。青チャートは有名な問題集なので、web上に解説が載っている問題もあります。Yahoo知恵袋などは自分が質問しても返信が来る場合が多いので、そういったものも利用しつつ×の問題を減らしていきます。
問題集の写真を撮って載せると著作権的に危ないのでそこだけ注意しよう!
3)△の問題を解けるようにする
×の問題を一通り理解したら、△の問題に着手します。この段階では△の問題の解法を暗記するのが目標です。解法は、問題を見たら解法をイメージするという方法で覚えていきます。時間がかかってしまうため、この時問題を解く必要はありません。頭の中で思い描ければいいです。
かなり単語帳のような使い方だよ
はじめは1問あたりにかかる時間は3分を目安にしましょう。最終的には問題を見た瞬間に解法が思い描け、手を動かせるというレベルに達することができるよう、この作業を何周もして完全に解き方を覚えましょう。
4)もう一度解き直す
大体全部の△の問題の解法が思い浮かぶようになってきたら、もう一度全部の問題を解き直しましょう。
今回は頭の中だけでなくきちんと手を動かす事!
1回目に解いた時よりもだいぶスムーズに解けると思います。ちなみに私は各単元から何問かランダムで選び、制限時間を設けてテストのように解いていました。時間制限を課すことで緊張感が出てオススメです。
青チャートの効果
大体の目安ですが、青チャを上で説明した方法で全ての問題の解法を暗記できるレベルになると、偏差値65・共通/センター試験9割に到達します。
実際私も数学が大の苦手で、いろいろな参考書に手を出しても成績が上がらず途方に暮れていましたが、青チャを信じてこれだけに絞ってやり込んだところ成績がかなり上がりました。大体5周くらいした気がします。
勉強は努力が実力になるまで数ヶ月かかると言われています。青チャはボリュームが多いし、数学が苦手な人にとっては苦痛だと思いますが途中で諦めなければ必ず力はつくので、毎日コツコツ進めていきましょう。
まとめ
今回は青チャートの勉強法と効果について説明しました。
分厚い見た目に圧倒されてなかなか手が出せないかもしれませんが、やはり多くの受験生が使ってきただけあって、問題・解説共にかなり優れているので、是非この一冊を極めて欲しいです。
問題を解く際は、全ての問題を解いても一周終えるだけで時間がかかってしまうので、上で書いた勉強法を参考にして、取捨選択しつつ効率よく知識を身につけていきましょう!